屋外に設置した看板を長く使用していると、「以前より色が薄くなった」「全体的に色がくすんできた」と感じることがあります。
看板の色あせは、時間が経過すればある程度避けにくいものですが、すべての看板が同じように劣化するわけではありません。
設置場所や日当たり、雨風、使用する材料や印刷方法などによって、色の変化の進み方は異なります。
今回は、屋外看板の色あせが起こる主な原因と、看板を製作するときに考えておきたいポイントについて解説します。
【課題編】なぜ屋外看板は色あせる?
屋外看板の色あせには、さまざまな要因が関係しています。
特に大きな影響を受けやすいのが、太陽光に含まれる紫外線です。
看板は屋外に設置されている間、日光にさらされ続けるため、印刷面やシートの色が徐々に変化していくことがあります。
また、紫外線だけでなく、雨や風、気温の変化なども看板の表面や材料に影響します。
そのため、「屋外用だから色あせない」というわけではなく、屋外で使用することを前提として、どのような仕様にするかを考えることが重要です。

【解決編】看板の色あせに影響する主な要因
1.紫外線
色あせの大きな原因の一つが紫外線です。
日当たりの良い場所に設置された看板は、長時間にわたって紫外線を受けることになります。
同じ看板でも、直射日光が当たりやすい場所と、建物の影や軒下などで日光が比較的当たりにくい場所では、色の変化に違いが出る場合があります。
2.雨や風
屋外では、雨や風によって看板の表面に汚れが付着したり、表面の状態が変化したりすることがあります。
特に道路沿いや人通り・車通りの多い場所では、ほこりや排気ガスなどによる汚れも加わります。
色そのものが変化していなくても、表面の汚れによって「以前より色あせたように見える」こともあります。
3.設置場所や向き
看板がどこに設置されるかによっても、受ける環境は変わります。
例えば、南向きなど日光が当たりやすい場所では、紫外線の影響を受ける時間が長くなることがあります。
また、周囲に建物や樹木がある場合は、時間帯によって日陰になることもあります。
そのため、看板の耐久性を考えるときには、看板そのものだけでなく、設置される環境も確認する必要があります。
4.使用する材料や印刷・表面加工
看板の色あせは、どのような材料や印刷方法、表面加工を使用するかによっても変わります。
印刷面を保護するためにラミネート加工を施すなど、使用環境に合わせた仕様を選ぶことも、屋外で看板を使用する際のポイントです。
ただし、表面加工をしたからといって、色あせが完全になくなるわけではありません。
使用する材料や加工方法だけでなく、設置環境や使用期間なども含めて考えることが大切です。
色あせしやすい場所ではどうする?
日当たりの良い場所や、雨風を直接受ける場所に看板を設置する場合は、最初から劣化する可能性を考えて仕様を選ぶことが重要です。
例えば、
- 長期間使用する予定がある
- 直射日光が当たりやすい
- 雨風を直接受ける
- 看板の色をできるだけ長くきれいに保ちたい
といった条件がある場合は、使用するシートや印刷、表面加工などについて事前に確認しておくとよいでしょう。
また、看板の色そのものだけでなく、色あせしたときに見た目がどのように変化するかを考えておくこともポイントです。
色あせが目立ってきたら?
看板の色あせが目立ってきた場合でも、必ずしも看板全体を作り直す必要があるとは限りません。
看板本体の状態や表示面の仕様によっては、表面のシートや印刷部分を張り替えることで対応できる場合があります。
一方で、看板本体や取り付け部分にも劣化が見られる場合は、表面だけでなく全体の状態を確認する必要があります。
長く使用している看板で色あせが気になったら、まずは現在の状態を確認し、どこまで交換・補修する必要があるのかを考えるとよいでしょう。
まとめ
屋外看板の色あせには、紫外線をはじめ、雨や風、汚れ、設置場所など、さまざまな要因が関係しています。
また、使用する材料や印刷、表面加工によっても劣化の進み方は変わります。
「屋外で使うから仕方がない」と考えるだけでなく、設置場所や使用期間に合わせて仕様を選ぶことが、看板を長くきれいに使用するためのポイントです。
すでに設置している看板の色あせが気になる場合は、看板本体の状態も確認したうえで、表面の張り替えや看板全体の交換など、状態に合った方法を検討してみましょう。
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